理想の異性に関する考察
以前Twitterにも投稿したのですが、ぼくは「理想の異性像」というものは「理想の自分像」の延長線上にあるのではないかと思っています。
ぼくは常々、理想の異性像は理想の自分像の延長線上にある、と考えていますです。
— 天才幼稚園児ちゃん (@jacjac__jack) 2017年2月22日
顔が似ている夫婦とか、まさにそんな感じだと思ってる。
今回はそんな考えを少し深めて書いていこうと思います。
身長の高い自分は好きじゃないけど
諸星きらりは身長186.2cm可愛い
きっかけは、知り合いの高身長女子と話している時に「私は身長の低い男の人が好き」「え!?あなたは身長高いのに!?」というくだりがあったことに始まります。
高身長女子は低身長男子のことを好きなことが多いですよね。
この時は妙にひっかかって色々話し合った結果、とある共通点に気がつきます。
それは「低身長男子を好きな高身長女性は、自分が高身長であることにコンプレックスを抱いている」ということです。
そうではない方もいると思いますが、ひとまずぼくやその場にいた高身長女子の周りではそうでした。
また逆に、「高身長男子を好きな高身長女性は、自分が高身長であることに優越感を抱いている」ということもぼくたちの身の回りでは共通点でした。
ぼくも高身長女子が好きなのですが、やはりぼく自身も自分が高身長であることに優越感を抱いていたりします(身長188cm)。
ここでぼくは「高身長にコンプレックスを抱いている女性は、「高身長=バランス悪い」「非高身長=バランス良い」、と認識するのかな?」と感じました。
やはり、自分がコンプレックスと感じているものを持っている他者よりも、自分が優越感を得られるものを同じように持っている他者に惹かれるという現象はあるのかもしれません。
また、たまに巷で「顔の似ている夫婦」というものが取り上げられることがありますが、この事象も「理想の異性像は理想の自分像の延長」に関わってきているのではないかと思います。
鏡は理想の写し身
諸星きらりは身長186.2cm可愛い
これには鏡の存在が大きく関わっているように感じます。
太古の昔に人類が作り出した超便利アイテム「鏡」ですが、現代でもほぼ全ての人が外出する前に向かい合うものだと思います。
その用途としては、お化粧であったり髪の毛のセットであったり髭剃りであったり色々だと思います。
しかしながら、共通して「自分の最善の状態を作り出す」という行為を行うために向かい合っているはずです。
この行為により、人は日々「理想の自分像」を頭に思い描くことになるのです。
「理想の自分像」のイメージが固まってくると、次はそれが「理想の美形」という概念へと変化していきます。
とすると、「理想の美形」の概念に近しい要素を持ったものに惹かれるようになり、例えば好きな芸能人が人によって千差万別なのにも頷ける次第です。
ちなみにこの近しい要素は、必ずしも自分と「似る」ということではないです。
あくまでも「理想の自分像」「理想の美形」の要素なので、例えば性格やそれを表す表情の部分での要素であれば、対象と自分の外見は大きく異なるかと思います。
ただ、顔のパーツによるところが大きければ、その対象は自分と似てくるはずです。
また、この考えでいくと、冒頭の「低身長男子を好きな高身長女子」の説明も容易です。
つまり、日々高身長にコンプレックスを抱き、「もう少し身長が小さければ」「小柄な可愛さが欲しい」という理想像を磨いていくと、「小柄=良い」という要素が出てくるようになります。
これの反対はかなり頻繁に見受けられて、例えば「もう少し脚が長ければバランス良いのに」「身長があと5センチ高ければ……」という理想像を磨いていくと、「高身長=良い」という要素が出てきますよね。
ただ、個人的には審美眼の中の「バランスが良いと感じる感性」が何からきているのか不思議でたまらなく、このバランス感覚が根源にある気がしています。
あと、ぼくはおっぱいが大好きなのですが、これはどこの要素から来るものなのかはまだよく理解できていないです。
ぐぬぬ。
好きな芸能人の要素はかなりの個人情報
諸星きらりは身長186.2cm可愛い
ここまで考えると、よくある「好きな芸能人は?」という質問の答えには、実は非常に多くの情報が紛れ込んでいるのでは?と思えてきます。
聞き方を「好きな声を持つ芸能人のは?」や「好きな目を持つ芸能人は?」に変えると、途端にその人の理想とする要素を見分けることができるはずです。
例えばぼくで簡単に試すと、好きな声の芸能人は以下のようになります。
yasu(Janne Da Arc / Acid Black Cherry)
梶裕貴(声優)
towana(fhana)
yasuも梶裕貴も共に中性的な声をしており、梶くんはより艶のある雑味のない響きです。
ぶっちゃけ理想の声です。
特にyasuに関しては中学高校時代はずっとカラオケで真似していました。
そして面白いのがtowanaなのですが、聞いた瞬間に好きになりました。
少し鼻にかかった声の響き方なんか最高です。
で、どこかで馴染みのある声だなと思ったら、自分の録音した歌のピッチをいじったやつが非常に似ていました。
発声や声の響き方が物凄く似ていたんですね。
無意識のうちに理想の自分像(声)に惹かれていたわけです。
たまげた。
理想の異性像は理想の自分像の延長線上
ちなみにこの考えに近いことを、ドワンゴの川上量生さんが著書「コンテンツの秘密 ぼくがジブリで考えたこと」の中で書かれていました。
内容としては、「人はそれぞれ自分の中に「理想の◯◯」のイメージを持っている。アニメは、特定の◯◯を精巧に描くのではなく、特定の◯◯に対して人々が抱いている「理想の◯◯」の要素を抽出して表現するものだ」というようなものです。
アニメコンテンツという概念を非常にわかりやすく説明されているので面白いですよ。
というわけで、自分の実体験もありながら、やはり理想の異性像は理想の自分像の延長線上にあるのだろうなと思ったわけなのでした!
ではでは今日はこの辺で。
ば〜い!