じゃっくんろーる!

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自己啓発本は捨ててデジモンアドベンチャーを観ろ

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こんにちは!じゃっくんだよ~

 

最近、デジモンアドベンチャーを観返しました!

デジモンアドベンチャーとは、1999年3月から2000年3月までの間に放送されたアニメーション作品で、デジタルワールドという世界と現実世界を救うために選ばれた8人の子供たちの冒険の物語です。

僕がリアルタイムで観ていたのは丁度小学一年生の頃でしたので、大人になった今観返すとかなり違った見方ができると感じました。

 

大人の視点

一番見方が変わったのが、登場人物の一人である城戸丈というキャラクターです。

このキャラクターは、とにかく否定的で大人に頼りたがるキャラクターで、当時は「何なのこいつ!煩いし面倒くさい!」と思っていました。

子供たちの中では最年長でありながら、序盤では「大人たちが助けてくれるのを待とう!」を連呼するようなキャラクターです。

しかし今観て考えてみると、このキャラクターは現代の大人の視点をアニメ作品の中に特に投影していたキャラのように見えてきます。

 

リスクをとらなくなる

今私は社会人ですが、小学生の頃と比べて、社会人は自分でリスクを負うことに対してかなりの抵抗感を持っていますし、多くの知識を備えているせいか非常に現実的です。

そのため、冒険心を忘れた”THE 大人”が出来上がってしまうのです。

そんな”THE 大人”が丈に描かれていました。

なので、当時は共感できなかった丈の行動なのですが、今は結構共感できる点が多くなっていました。

 

しかしそんな丈も物語が進むにつれて自立し、自分にしかできないことを発見し、リスクをとり現状を肯定することで仲間たちと力を合わせて戦えるようになります。

真摯に誠実に向き合うこと。これが丈が教えてくれる大切なものです。

ちなみに「誠実」というキーワードは、丈の特性として作中で鍵になってきます。

 

今の人たちに足りないもの

デジモンアドベンチャーに登場する選ばれし8人の子供達には、それぞれ特性が与えられています。

太一の「勇気」、ヤマトの「友情」、空の「愛情」、光子郎の「知識」、ミミの「純真」、丈の「誠実」、タケルの「希望」、ヒカリの「光」の8つです。

 

それぞれ、先ほどの丈と同じように、これらの特性の大切さを物語を通して教えてくれます。

例えば太一は、勇気と無謀の違いは何なのか。ヤマトは、本心でぶつかり合うことの大切さ。空は、愛情とは相手を縛り付けることではなく信頼し任せることであるということ。

などなど、どれもとても大切なことばかりです。

そして、改めて考えると、大人に足りていないものが何個もこの8つの中にありますよね。

 

物語の流れとして、悪を滅ぼすためには8人の子供たちのうち一人でも欠けてしまってはいけない、となっています。

つまり、日常生活に潜む様々なものに打ち勝つためには、8つの特性の一つでも欠かすことができない、ということなのでしょうね。

子供にこの8つを考えさせることのできるデジモンというアニメは、実はすごい作品だったのですね。

 

俺たちの戦いは、まだまだ終わらない!

だから、多くの現実に触れて麻痺してしまった感覚を取り戻すために、大人になってからデジモンアドベンチャーを観ることはとてもいいことだと思います。

子供のころに体験したデジモンの感動は、大人になった今でも色あせることなく続いています。

8人の選ばれし子供たちの思いは僕たちの胸の中に、俺たちの冒険はまだまだ終わらない!

むしろ社会人になった今、これからがスタートだと感じます。

デジモン最高!

 ではば~い!